一週間ちかく

ほったらかしてしまいました。
 
文学少女映画を見てきました。
パンフレットとか見てたときは、この絵大丈夫かって心配でしたが、
すぐに慣れたというかパンフレットがちょっとゆがみ気味だっただけで
ふつうにかわいかったです。
twitterの方でとらどらで泣いたっていってたときに文学少女薦められたんですが、
実はまだ読み終わってないんですが、いいですね。
いたるところに片思いが埋もれてるジュブナイル
井上ミウの作品タイトル、青空に似ているの次が文学少女、っていうのも、いいですね。
心葉くんのとりまく環境に変化はあったけど、心葉くんがなぜ小説を書くのか、という部分は
一本ぶれない物語の軸として通ってる。
小説読みたいってきもちにさせるアニメって、いいですね。
 
あと、八時半の回ということで特別編、ななせさんの短編がついてました。
ななせさんって、ああいうキャラだったのかー。
たんなるツンデレ系だと思ってたんですが、ただのツンデレではなく、
ツンデレなうえにドジっ娘だったのですね。かわゆい〜(*´Д`)

神さまのいない

日曜日をよみました。
 
一巻のときに感じた不必要なキャラの存在、無駄なイベントの存在という欠点は
大幅に改善されて、すべてのイベントがパズルのように組み合わさって物語を構成する
形になっていますね。
特徴的な文体はアイの幼さをよく表現していて、
また、一種スチームパンクのような荒涼とした世界観を効果的に描き出していると思います。
問題解決にいたる道筋は少々ご都合主義的と言わざるを得ないと思いますが、
なかなかに感動的にまとまっていると思います。
一巻のときみたいな荒削りさがなくなった結果綺麗にまとまとまりすぎたというのは
あるかもしれません。
泣くほどではなかったのは、そういうことなのかもしれませんわかりません。

いまさらながら

ずっと積んでたぷれいぶっ! を崩しました。
キャラも適度にかわいく、ギャグも適度に滑りながら滑り止めは適度に機能して、
適度にくだらなくも適度にひねられた設定に、適切に配置されたイベント。
それを下からささえる、たしかな文章力。
突き抜けたものは無いけど、全部の項目に80点以上がついてるような作品。
新装電撃草創期の阿智太郎みたいな。

とにかくこの作品は、カミガカリの一巻読んだときに感じた
「これが二十歳そこそこの人の書く作品か」という衝撃を、思い出させてくれました。
勢いだけで突き進むところも、その勢いが絶妙に、まさに神懸かったバランス感覚の上で
物語を紡ぎ上げたところも、カミガカリ一巻を彷彿とさせてくれました。
誰にでも書けそうなんだけど、たぶんこのレベルで書ける人は意外に少ないと思います。
 
高遠さんは当時、二巻を出すのがとても速くて「うえおの再来なるか」と期待してたのですが、
なんというかカミガカリの二巻が個人的にあまりに残念で。
ぼくとおなじこと考えた人が多かったのか、三巻までで続きが出ず。
打ち切りかなぁ残念だなぁと思ってたら忘れた頃に新刊が出てました。
ずっと積んでましたが、読み終わってよかったです。

空を

継ぐものをよみました。
 
うーん、途中で出てきた目覚めたっぽいひとたちの話はどこで回収されたんでしょう。
気づきませんでした。
それはともかく。

天使を逃がす、という、まあ筋書きとしては王道と言えるかとおもうんですが、
そこに絡んだ悪が利権に群がる大人っていうのは、ちょっと安っぽかったかなぁって思います。
 
というか、別に天使ちゃんの一連の事件があろうがなかろうがたいして世界に異変は
起きていなかったこと、
また、天使ちゃんとのふれあいを描く紙面上のゆとりが足りていなかったことが、
後半のおいてきぼり感を演出するのに役立っていたのかもしれません。
たぶんきっと2巻みすえてる、んだろうなぁ。
どうなるんだろう。