神さまのいない

日曜日をよみました。
 
一巻のときに感じた不必要なキャラの存在、無駄なイベントの存在という欠点は
大幅に改善されて、すべてのイベントがパズルのように組み合わさって物語を構成する
形になっていますね。
特徴的な文体はアイの幼さをよく表現していて、
また、一種スチームパンクのような荒涼とした世界観を効果的に描き出していると思います。
問題解決にいたる道筋は少々ご都合主義的と言わざるを得ないと思いますが、
なかなかに感動的にまとまっていると思います。
一巻のときみたいな荒削りさがなくなった結果綺麗にまとまとまりすぎたというのは
あるかもしれません。
泣くほどではなかったのは、そういうことなのかもしれませんわかりません。